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震災がれき焼却

2013.03.16

弊社は長岡市栃尾クリーンセンター焼却施設の運転管理業務を行っております。皆様、報道等でご存知のように、栃尾クリーンセンターでは岩手県大槌町の震災がれきを焼却しており、3月13日で長岡市割り当て分の焼却を完了しました。2012年3月に県内5市(新潟市、長岡市、三条市、柏崎市、新発田市)が震災がれきの受け入れを表明し、環境省が新潟県に大槌町の木くず6300トンを割り振りました。県知事の慎重な姿勢や一部の反対などから、本県ではなかなか話が進まず、その間、全国で広域処理が進み、放射性セシウム1キロあたり100ベクレル以下という県内5市の厳しい受け入れ基準に適合する木くずが無くなりました。そのため、最終的に、今年1月に長岡市、三条市、柏崎市の3市で300トンを焼却することになりました。長岡市ではこのうち、新潟市が試験焼却用に一時保管していた約20トンを焼却することになりました。
長岡市栃尾クリーンセンターでは昨年12月20から21日にかけて、試験焼却を行っており、ばいじんの検査結果は、国の基準8000ベクレル/kg、市の基準100ベクレル/kgに対して、16ベクレル/kgという極めて低い値であり、排ガスの放射性セシウムは検出せず、安全が確認できていました。そのため、2月から震災がれきの本焼却を開始し、3月13日で割り当て20トンすべての焼却が完了しました。
がれき焼却中は、さまざまな検査が実施され、通常焼却にはない対応が必要でしたが、無事完了し、弊社も被災地のお手伝いをすることができましたことを誇りに思います。
担当 大沼 典衛

震災がれき焼却