見附市清掃センターにおける、２号炉バグフィルターの更新工事が竣工いたしました。予定通り、８月初旬より運転を開始し、お盆中のごみの増加にも対応することができました。
バグフィルター更新前後で焼却量の比較を行った結果、焼却能力が31.2％改善されたことが確認できました。また、排ガス量も、25％改善されたことが確認できました。もちろん、バグフィルターに起因するばいじん濃度、塩化水素濃度についてはなんら問題が無いことが確認できました。更新により、焼却量、排ガス量とも大幅に改善できたことが確認できました。焼却量が増加し、燃焼ガス量が増加しても対応が可能であることが実証でき満足しています。また、排出される飛灰の性状も以前に比べ水分量も少なくなり、後段のコンベアのトラブルも解消されるものと思われます。誘引送風機の能力にまだ余力があるため、今後、燃焼状態の管理がしっかりできれば、焼却量の増加も期待できます。
本工事により、本施設の機能回復を図るという課題が達成でき、安定燃焼を確保し、安定的なごみ処理業務を推進するという目的が果たされ、微力ながら貢献できたことに喜びを感じています。
文責　大沼　典衛