見附市清掃センター一般廃棄物焼却施設にて、年末年始にかけて、灰出コンベアの一部更新工事を行いました。この灰出コンベアは、ストーカー式焼却炉から排出される焼却灰を焼却灰ピットへ搬送するためのコンベアです。焼却灰を冷却して、炉内と外気を遮断するため水封式のコンベアとなっています。見附市清掃センターの焼却炉は２炉ありますが、灰出コンベアは、１号炉、２号炉で共通で使用しています。このため、灰出コンベア整備中は、全炉焼却停止となるため、年末年始の炉停止期間を利用して工事を行いました。
停止期間は限られているため、解体材の搬出及び、新規製品の搬入のための電動チェーンブロック等の仮設については、炉停止期間前に前もって設置を行い本工事に備えました。年末に１０年に一度の大雪の恐れがある寒波が来るとの予報があり、搬出入路の確保が心配されましたが、通常の積雪量で助かりました。とはいえ、寒さは厳しいので背中にホッカイロを貼り、しのぎました。
一部更新だったため既設との取り合い部分の調整に苦労しましたが、無事工事を終了し、試運転後すぐに焼却運転を再開し問題のないことを確認できほっとしています。これからも、工事期間、工事内容等、客先の要望に応えられるよう努力していきたいと思います。
文責　大沼　典衛