先日、朱鷺メッセで開催されたシンポジウムにて中川社長が「水と環境」というテーマで講演を行いました。その内容を紹介致します。
水の惑星といわれる地球において、生命にとって「水」は必要不可欠なものであり、自然の中で循環を繰り返しています。当然の事ながら、私たちはその循環の中から水を取り出して利用しており、水環境に大きな影響を与えていることに気づかなければなりません。
飲料水に着目しますと、通常水道水は河川や地下水を水源として、PAC(ポリ塩化アルミニウム)添加による凝集沈殿・ろ過処理と塩素殺菌が行われています。近年、水道水をそのまま飲む人が減り、ミネラルウォーターを飲むことが普通になりました。一口にミネラルウォーターと言っても日本の農水省基準とヨーロッパ基準があり、正確に分かる人も少ないのではないでしょうか。日本では必ずろ過・沈殿、殺菌処理はされており、それにミネラル添加等の調整が行われているのが多くなっています。ヨーロッパ基準では、殺菌もせず、水源の水をそのままボトリングするものがナチュラルミネラルウォーターといい、その以外の熱処理やろ過を行ったものは加工水として別名で扱われています。ボトルに掲載されたラベルを見ると水の種類が分かるはずです。
私たちが利用できる水は、地球上の水の僅か0.02%しかありません。普段の生活で使用している水のことを良く考えて、大切な水を守っていきましょう。
文責 増井
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